アムレットさんの活動報告日記~ブログの章~

基本的にツイッターにいますがそこで書ききれないような事をここに書きたいなって思ってます

なのはDetonationのキャラについてなど

前回の感想記事では全体的にストーリーについて語りましたが今回はキャラクターにスポットを当てて感想を書きたいなと思います。

 

前回の映画感想記事はこちら

 

amuletdiary.hatenablog.jp

 

 

 

漫画版で、はやてに狂気じみた「救う」いう思いを秘めていると言われた少女。今作でもそれは健在で、誰かを救うためなら無茶な行動も平気でしてみせるパワフルメンタリティの持ち主な彼女。最終局面で右手を喪失してもその後ナノマシンやら魔法で再生できたが、自分の身の回復よりも一時的に戦えなくなる事を気にしてるあたり本当に筋金入りな様子。

 

後述のキリエとディアーチェが主人公格の活躍を見せたがそれの影に隠れるわけでなく彼女たちに負けない活躍を見せるあたりさすが主人公と言ったところか…。

 

  • マテリアルズ(ディアーチェ・シュテル・レヴィ)

 

アニメ版に際して猫だったいう設定の追加が為された彼女たち。本編においてもシュテル、レヴィは何処か元になった人(なのは、フェイト)の影響を受けた言動が見受けられ人間的な成長が見受けられました。

 

ディアーチェにいたってはまさしく主人公と言わんばかりの活躍を後半で見せてくれました。パワーアップしてからVSユーリ戦は本作の見どころの一つ。尚パンフレット後半の読みきり漫画でも「あれこれ私主人公じゃね?」などと言ってた模様

 

 

  • フィル・マクスウェル

 

だいたいこいつのせい

 

最初にCV山寺宏一って聞いた時はスルーしてましたけど冷静に考えたらチョイ役だったらそんな超大御所使わなくっていいわけで本編で起こった事件の原因だったキャラ

 

戦闘力が滅茶苦茶高いだけじゃなく2手3手と色々な手を仕組んでおりまさしくラスボスに相応しい活躍と言うか立ち振る舞いというかなんというか…

 

この人に関しては後述で色々書きます。

 

 

  • イリス

 

前作終盤にて突如本性を現して友達であったキリエを裏切ったイリス。

 

キリエが銃口を向けても動じずに言葉攻めしてキリエの心を折り「友情、そんな生易しい言葉は怒りの中で生きてきた私には届かない」と言わんばかりの勢いを見せた彼女。

 

今作ではちゃんと人間との間に生まれた命ではなく人工的な生命体だったいう事がわかったのですが、それでも周りの人間の愛情を受けて人間と変わりない様子を見せていましたし、ユーリとの関係や過去の因縁の正体についても明かされました。

 

映画の本編では復讐に全てをかけていたが実は彼女も誰かに操られていたという事実が判明しました。それが判明する直前に委員会との思い出を大切にしている描写もあったりするあたり「怒り」だけではなかった模様。キリエとの関係もあくまで演じてたものかと思いきや操られている時に強引に銃口をそらしたりあえて冷たい言葉を言い放ってキリエを逃がそうとするあたりなんやかんやで情は生まれていた様子。

 

  • キリエ・フローリアン

 

前作の時点から個人的には好きなキャラだったんですが本編中の行動を見ても人によってはこれは嫌われる事してるなっていう事はなんとなくですが思っていました。なるべく他人に迷惑をかけないと言いながらも町中で平然と戦闘したり半ば狂乱してたとはいえ自身も腹部もろとも姉を撃ちぬいたりと結構好き勝手にやってました。

 

今作のDetonationでは前作とは違って自分のしたことにケジメをつけるためにイリスと一対一での決戦に臨みます。他のメンバーは基本的に二人以上の場面があったのですがキリエに関しては劇中基本的に単独行動でした。

 

演じた佐藤聡美さんのパンフレットインタビューによるとキリエの瞳は前作「Reflection」の頃は冷たさや不安が宿っていたが今作では強くて芯のある瞳をしていると言っていましたが、確かに今作のキリエは出撃してからは自分の弱さを認め、群体イリスの「一人では何もできない」という煽りに対しても「変わらなければいけない」という思いを胸にイリスの元に向かいます。

 

イリスと相対した時にも冷静に真実を伝えてイリスが逃げるように言った時も「逃げないよ!」と言い真っ向からイリスを受け止めた様はもう前作の誰かに頼り切ってた時の彼女とはまるで別人でした。ここは挿入歌と相まって本編でも一二を争うレベルで好きなところです。

 

個人的にED直前の少し大人になったフローリアン姉妹はめっちゃ好みでした()

 

 

所長の言葉の真意は何処か?

 

今回の事件の黒幕であった所長ですが、何処までが彼の本当の想いだったのか?また何処まで彼は予測していたのか?そんな疑問がふと映画を見ていて脳裏をよぎりました。

 

本編登場時に自身の記憶や意識のバックアップを取っておりまさしく僕の意識は(中略)肉体はただの入れ物にしか過ぎないとかいうような某アニメのラスボスみたいな事を言っていましたが。こんな事は早々にできたものではないというのは容易に想像できます。

 

パンフレットによると、何処か自身の死や委員会の崩壊を予測していたような素振りがあったというような記述がありましたがもしかしたら彼は保険を掛けながらも賭けをしていたのではないのか?と思いました。ユーリに肉体を貫かれながらもユーリを顔を見て不敵に笑みを浮かべたのもそんな意味があったのではないのかと思います。

 

アミタが「もしもあのままあの星(エルトリア)が見捨てられなければ、彼はずっとよき科学者だったのか?」と疑問を投げかけてましたが多分それはないと個人的には思います。ユーリに対して言った「君は僕にとって大切は道具」というような言葉を聞けば。何処か人などを力や能力で見ており自分勝手な考えを他人に押し付けているように見えます。職員を虐殺した時も「閑職に回される彼らがかわいそうだ」など言っていたが少なくとも命を奪われるのと、どっちがマシか?と言われれば一概には言えず自分の考えを押しつけた結果だということは想像に難くないです。

 

もしかしたら惑星再生が成功してたとしても自身の研究の成果を別の方面、それこそ軍事利用なんて事を本編通りにしてたかもしれませんし…その前にイリスの機能について言及されてアウトでしょうけど。

 

結論から言えば「全部が嘘ではないが結局の所自分の身勝手なエゴを押しつける事しかできなかった人間」っていうのが僕の評価です。

 

あとがき

 

 こうして6年ほど前の映画から本当に久々になのはを見たわけですが、相変わらずの面白さというかそれ以上のものがありました。この6年という間に様々な作品と出会いある種のインフレとも言える状態になっていましたがそれに対しても”なのは”らしさを損なわずにそれ以上のものを見れてとっても大満足です!

 

まだ見れてない人は本当に本当に是非とも映画館に足を運んでみてください!オススメです!もしもブルーレイにイベントの抽選券的なものついてたら今度は言って見たいなぁ…