アムレットさんの活動報告日記~ブログの章~

基本的にツイッターにいますがそこで書ききれないような事をここに書きたいなって思ってます

ガンダムNT視聴感想【ネタバレあり】

機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)見てきたので僕の見た別のある作品を絡めながら感想を書きます。

 

諸注意:例によって滅茶苦茶ネタバレしてますので未視聴の方は気をつけてください。

 

 

 

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冒頭23分の映像を見た感想を箇条書きすると…

 

コロニー落としの迫力本当にやべぇ…

・ミシェルって人Zガンダム時代にも関与してたの!?

・ジェネレーター分解とかもうこれ魔法じゃね?(尚先月やってた魔法少女映画は半ばガンダムやってた模様)

・ディジェTUEEEEE!!

・戦闘シーンやばたにえん…

・なにやらミネバ様御一行も出る模様。ジンネマンも出るん?

・袖月の赤い服の人髪切るの失敗したのん…?

 

冒頭23分を見た感想は大体こんな感じで、こんな事を想ったうえで劇場で見てきました!

 

 

 

 

冒頭映像後の展開としては連邦軍、袖付きの両陣営はユニコーンガンダム3号機「フェネクス」の動向を察知しサイド6のコロニーへと向かいそこで戦闘になる。

 

ジオン共和国の「ゾルタン・アッカネン」はコロニー内で戦闘を行いコロニー内の被害が拡大してしまう。更にはそこにフェネクスも現れ戦局は混沌とする。

 

ナラティブガンダムNT-Dを発動させネオ・ジオングのユニットを制御下に置くなど暴走状態に陥ってしまうがリタの声で正気を取り戻すのであった。

 

戦闘後、ヨナやダマスカスのクルー達にミシェルは真実や自分たちの目的を伝えます。ミシェルはフェネクスを確保しサイコフレームの解析をすることによって魂の保存、人を死から超越させようとしていました。

 

一方フェネクスの確保に失敗した共和国の首相「モナハン・バハロ」は共和国がテロリストの袖付きと接触していた事実を隠ぺいするために連邦軍の部隊と接触する事をゾルタンの部下に告げるがそれを聞き激情したゾルタンは部下を殺害しネオ・ジオングを駆りヘリウム3(高純度ガス)の集積エリアで連邦軍を迎撃。連邦軍の部隊を壊滅に追いやります。

 

憎悪に囚われたゾルタンは付近のヘリウム3を全て臨界状態にして爆発させようとします。もしもそうなった場合周囲のコロニーが吹き飛ぶだけじゃなくコロニーの破片が地球に降り注ぎかつてのコロニー落としの規模でない被害が出ると予測されます。

 

現れたフェネクスと交戦状態に入りますがネオ・ジオングは徐々にフェネクスを追い詰めていきます。そこに介入するナラティブガンダム。しかしナラティブもまたゾルタンの怒り、執念から追いつめられてしまう…援護に駆け付けたイアゴジェスタネオ・ジオングに操作され絶体絶命の状況に…そこにミシェルがベースジャバーに乗ってサイコフレームをばらまき、ヨナを助けようとするが彼女は撃墜され命を落とします。しかし彼女が残したサイコフレームがヨナ…そしてナラティブガンダムに力を貸します。最後の力を振り絞り突撃を賭けるナラティブガンダム。途中撃墜されてしまいますがヨナは脱出しフェネクスのコックピットに座ります。

 

ヨナを受け入れたフェネクスは青い光を発しネオ・ジオングのコックピットをゾルタンもろとも破壊しますが。ゾルタンは最後のあがきでタンクを爆発させようとしますがフェネクスの放った輝きはその爆発のエネルギーを包み込み無力化します。

 

フェネクスはヨナを残し、どこかへと飛び去ります…そして宇宙を漂流するヨナはある人物に助けられます…

 

その人物はかつてフェネクスの兄弟とも言える機体を駆り、ニュータイプの…人の持つ可能性を世界に示した「」であった…

 

」は飛び去るフェネクスの姿を見てヨナにこう言います。

 

「今は届かないかもしれない。それでも…いつかは…!」

 

 

 

 

感想としては「とってもおもしろかったし良かった!」この一言に尽きると思います。最初は期待あり不安ありと言った感じですがいざ見てみたらそんな不安は吹き飛びました!

 

登場人物の関係や人間ドラマなどもしっかりとしておりこれによって初めてガンダムに触れるって人でも安心して見れると思いました。逆に過去にガンダムを見てるって人でも過去作の描写などもあり一つのシリーズとして楽しめるんじゃないかなって思います。

 

キャラの台詞回しなども過去の作品を見ていれば「あっ」ってなるものも多かったです。これは人によっては単なる「パクリ」とも取られるかもしれないですけど。少なくとも僕はそうは感じませんでした。

 

確かに今作ナラティブは過去作に登場したMSや人物なども出ていますが、それらや劇中で言っている台詞などにもちゃんと意味がありただ過去作から引っ張ってきたって感じはしないからです。

 

 

 

  • 考えさせられる作品

 

このガンダムナラティブを見た後に少し考える事がありました。「人の死」や「魂」などについてです。劇中でサイコフレームニュータイプの力を解き明かせば人は死から解放されると言っていました…ニュータイプは肉体を失った人とも交感できサイコフレームはそんなニュータイプの意思に反応する金属だと…

 

このような描写の中で僕の中である別の作品が脳裏をよぎりました。それは今から一年前に放送された作品「結城友奈は勇者である」という作品です。

 

この作品の敵とも言うべき存在「バーテックス」は人間を襲いますが最終局面で主人公が「神婚」と呼ばれる儀式を行えば全ての人類は神の使いになり襲われなくなるという展開がありました。

 

これもまたある意味神の元に行く事により肉体から「魂」が解放されると言う見方もできます。結城友奈は勇者であるの劇中においても登場人物が肉体を失う描写がありましたがこれもある意味ではナラティブでも語られた「肉体的な死」を超越するのではと個人的には思います。(明らかなこじつけである事は重々承知ですが)

 

結城友奈は勇者であるー勇者の章ー最終回ではかつての戦いで散った勇者たちの魂が主人公たちを助けるという描写があり、そういう演出は過去のガンダムシリーズでも多々ありました。ナラティブ本編でも死亡したミシェルや肉体を失ったリタがナラティブガンダムを駆るヨナにサイコフレーム介して力を貸すというシーンがあり公開された時期やスタッフ、声優などの接点がほぼなくともどこか似てるような気がします。

 

あの意味この物語自体がヨナ、ミシェル、リタという三人の「ともだち」の「やくそく」を果たすための物語であり。例え肉体を失ってもその「たましい」は一緒にあるという見方もできるのかもしれません。

 

他にもブリック・テクアートが言った「愛すること慕うことは別」(うろ覚えで間違っていたらすいません)という台詞やルオ家の引き取られたミシェルとその姉のステファニーとの血は繋がっていないもののそれでもそこにあった「家族」としての絆など随所に考えさせられるものがありました。

 

 

 

  • 最後に

 

宇宙世紀の次の100年を描く」というプロジェクトの一つとして制作された本作で本編の終了後に閃光のハサウェイの予告映像が流れるなどここから宇宙世紀というガンダムの原点とも言える物語がどのように動いていくのか?またその中でどんなドラマが見れるのかという事に対して今回のナラティブを見て期待が膨らみました。

 

アニメの展開だけではハリウッドでの実写化やダブルオーの舞台化など様々な展開を見せるガンダム。来年で40周年を迎えるシリーズではその世界はまだまだ広がるのかもしれません。