アムレットさんの活動報告日記~ブログの章~

基本的にツイッターにいますがそこで書ききれないような事をここに書きたいなって思ってます

劇場版ハイスクール・フリート感想【ネタバレ注意】

今回は1月18日に公開されたハイスクール・フリート通称「はいふり」の映画を見てきたので感想を書きます。



毎度の事ですがネタバレ注意でお願いします!後内容など間違っている所があったらこっそり教えてください。




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ストーリー

cahpter-1 祭りの始まり

横須賀基地では「競闘遊戯会」と呼ばれる学園祭と文化祭を同時に行うような催し物が開催されていた。そこには晴風や武蔵以外にも他の海洋女子学校の生徒たちやブルーマーメイド隊の関係者たちも集まる大規模なものになっていた。

晴風のクルーたちもそれぞれの催し物を行い、晴風の船長、岬明乃(ミケ)と副長の宗谷ましろ(シロ)はそれぞれの催しが順調にいってるかを見て回っていた。そんな彼女たちの前にスーと名乗る少女が現れる。屋台を目の前に残金が30円しかなく物欲しそうにたこ焼きを見つめるスーにミケはたこ焼きやほかの屋台の食べ物をごちそうしてあげるのであった。

またたく間にスーと打ち解けるミケとシロであったかそんな二人にある連絡がくるのであった。


cahpter-2 勧誘

その日の夕方、ミケとシロに先生からある話が伝えられる。比叡の艦長が病気で休学することになり、シロに比叡の艦長をやらないかという誘いが来る。

比叡の副長や数名のクルーからシロちゃんを艦長にしてほしいと嘆願が出ており、また彼女の実績からも先生はその提案を推進していたのだ。急な話ではあったが彼女には決断を迫られてしまうのであった

帰り道の夜に偶然スーと再会する二人、スーはホテルなどを取っておらずに海が見える外で寝るというのだ。ふとしたことから彼女と三人で一夜を明かすことになるのであった。

彼女は単身日本に来ており父親は行方不明、母親は病気だという。スー寝静まった後にミケはシロに対して自信の思いを伝える…。


cahpter-3 迫る危機

比叡の件の話があった翌日、本格的に競闘遊戯会の種目が行われる事となる。

晴風の面々も当然参加するが、なかなか良い戦績を納められずにいた…。

そんな中再びスーがミケとシロの前に現れ、他の晴風クルーと共にご飯を食べることとなった。

自身のしたい事や立場の中で迷うシロであったが、そんな彼女にスーはミケのシロに対する気持ちを伝える。

「シロちゃんのやりたいことをやって欲しいと」

そんなスーに対してシロは家族が見つかるといいな言うがそこでスーは「もうすぐ見つかる」「スーは行く」と不敵な表情を浮かべシロの元を立ち去るのであった。

午後に行われるのは「頭上戦艦」と呼ばれる盤上でのシュミレーションゲームでありこれは指揮能力が出るものであった。それ故に各艦の艦長格の人間がエントリーしていた。

シロはこの図上艦船にでることを決める。同時にミケに出て自分と戦ってほしい事を告げ、ミケもまたそれに賛同し出場するのであった。

初戦から大和の艦長とあたるなどの不運が続くシロであったが彼女はそれすらも織り込み済みの戦術を取り勝利を収めていき、決勝に駒を進めた。

しかしそんな中不穏な空気が漂うのであった…


cahpter-4 決意そして出撃-SALLY-

横須賀海洋女子学校の校長である宗田真雪にある一方が伝えられる。

試験運用中であった海上プラントが海賊たちに占拠されたのだ。このプラントは内部で植物生成が行うことができ。自給自足が可能な施設だった。

それと同時に南シナ海モスボール(軍用の設備や兵器を劣化しないように保存すること)されていた海上要塞もまた同じ海賊組織に奪取されてしまったのだ。アメリカによると要塞の武装は使えない状態であったが、もしも占拠された要塞とプラントが合流すれば自給自足が可能な難攻不落な要塞が海賊の手に渡る事になるのだ。そうなったら海の平和が脅かされることになるのは明白であった。

海上要塞はブルーマーメイドやホワイトドルフィンの戦力で足止めすることは困難であり数で包囲し足止め後に突入して止める方法くらいしかないとされた。

その裏で行われていた頭上演習はミケとシロが決勝で一騎打ちになる。その戦いは後一歩でシロが勝利するかと思われた時に会場に謎の爆発が発生する。洋上に設置されていた海上フロートが突如動き出し爆発したのであった。

そしてスーが海賊に協力していたという事実も判明する。彼女は協力すれば父親を見つけてくれるという海賊達の言葉を信じ、協力していたが途中で捨て石にさせられたのだ…。

スーがフロートを動かしたことにより港は封鎖され動かされる戦力が限られるという事態になってしまう…。

意識を取り戻した彼女は要塞の内部構造などを把握している事から武蔵に乗ることになったがミケたちは彼女だけを連れてはいけない自分たちも一緒に連れて行ってほしいと願い出る。

それはできないと言う真雪であったが武蔵の艦長である知名もえか(モカの計らいにより作戦プランが提示される。

それと同時に晴風以下学生艦にも出撃命令がくだる。

自体は学生であるミケ達海洋女子学生の力も使わざるおえない状況であった。

なぜ知名もえかがここまでするのか?それは亡くなった彼女の母が関係しており彼女は船上でましろの姉でありブルーマーメイドの真霜にこう告げるのであった。

私も海にいるみんなを守りたいんです。道は遠いけど…でもいつか…


cahpter-5 それぞれの戦い

海上プラント攻略には遅れて到着し唯一行動が行えるブルマーメイド艦「べんてん」とドイツから来ていた「シュペー」が当たることになった。

作戦はまず潜入後に人質を解放し、その後にブルーマーメイド隊が内部を制圧、シュペーは人質解放までの陽動作戦を展開するというものであった。

作戦は成功し、プラントの奪還に成功するのであった。(尚この際べんてん艦長であり、ましろのもう一人の姉である真雪が海賊にある行為はシュペー艦長曰く「子供には見せられない」とのこと)

それと同時に要塞側の攻略も開始された。要塞側は大和型4隻、航洋艦部隊、ホワイトドルフィンにより行われ、大和型の砲撃の後にホワイトドルフィンが内部に投入し制圧するというものであった。

しかしここで予期せぬ事態が発生する。破壊されていたはずの要塞の装備が復活していたのだ。そして要塞内部に突入できるのは晴風などのサイズの小さい学生艦だけであった。

ミケは自分たちがやるしかないのであれば…と晴風による投入作戦を進言する。

それと同時に海賊たちから要求が下される「近隣の船を引き上げてプラントを引き渡せ。さもなくが東京湾に突入する」と。もしもそうなったら首都圏が火の海と化すのは明白であった。

もはや状況は晴風による突入にかけるしかないのであった…。要塞の内部構造を知るスーを晴風に移し作戦は開始された。


Last cahpter-FINAL MISSON 脱出そして決断…

ホワイトドルフィンや晴風以外の航洋艦は陽動を行い、武蔵が染色弾で突入経路までの道案内をするという方法でなんとか晴風は内部へと突入する。

内部に突入した後にも敵の反撃が待ち構えていたがミケの起点を利かせた戦法や晴風クルーの活躍により動力炉にたどりつく晴風

動力炉が内部にあり攻撃が届かないという状況が発生するも、これも現場の突貫工事で制作した超ダブルクロス号(美波さんが乗っていた自走式の乗り物に魚雷を取り付け更にリモコン操作を可能としたもの)を使い動力炉の破壊に成功する。

しかし爆発の勢いが強すぎ要塞内部の崩壊が始まってしまう。全力で脱出する晴風であったが出口がふさがってしまっていた。即座に信号弾を放ち外にいる武蔵以下大和型4隻の砲撃が行うがそれでも出口をふさいでいる岩壁の破壊はできない。

大和型の次弾装填まで間に合わずに晴風側からも打てる有効打はない…絶体絶命かと思われたがその時シロちゃんが艦橋を飛び出しスキッパー(この世界におけるモーターボートのような乗り物)に乗り込む。(この際にTV版のOPが流れテンションは最高潮に)

彼女の操縦するスキッパーをぶつけ岸壁が破壊され晴風は脱出に成功する。

全てが終わった後にシロは自分にもオール・ウェイズ・オン・ザ・デッキの意味が分かったこと。そして艦長になる事をミケに告げる。しかしそれは今ではなく、またこの船は色々な困難に巻き込まれる。そして自分が艦長になるにはその経験が必要だと言い、今は晴風の副長を続ける事をミケにうち明かすのであった…

それに対してミケは「ありがとうシロちゃん!」といい彼女に抱き着くのであった…。

(ここでEDが流れ物語は終わる)

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以下感想など


なんやかんやで熱い作品

はいふりはある意味船の乗員たちの日常の物語ですがシリアス、バトルやドラマなども見所の一つです。
特に戦闘時の作画や音は劇場クオリティで圧巻の一言でした。大和とかの砲撃音サイコ~!!

ちなみになんですが本編で大和が3つの砲身のうち左右の2つを最初に撃ち、次に真ん中の1つの砲身から砲撃するという演出がありましたがこれは交互撃ちと呼ばれて装填のタイムロスなどを抑える役割があります。

また今作はミケとシロの関係に焦点を当てており、この世界の艦長とは何かなどはいふりのテーマ性みたいなものも見えたような気がしました。

ミケシロもう結婚していいよ

ちなみに私はミーナさんと幸子さん(ココちゃん)の出撃前のあれなやりとりが印象深かったですw

最後に晴風が要塞から脱出する際にTV版のOPを挿入歌として使用したのも良かったです!滅茶苦茶燃えました!




本編最終局面で要塞内部から脱出する晴風の道を作るためにシロさんが単身ボートで突撃するというシーンありましたが、ぶっちゃけこれはいふりだから生きてたけどガンダムだったら絶対にビームライフルビームサーベルで焼かれて戦死する奴だぞ…などと思いました。まぁシロちゃん生きててもちろん嬉しいですけど!

海賊との白兵戦でも真冬さんがとんでもアクションをしていて去年公開した某探偵映画でもですが対海賊で人間辞めちゃうのは恒例行事的な何かなんですかね…?

まぁ流石にオーラ出したりと一線は越えてませんでしたがw


今回の劇場版の見た後にTV版、OVAと見直しましたが

TV版がミケちゃん
OVA版がココちゃん
劇場版がシロちゃん

を主役とした物語だったんじゃないかな?と個人的には感じました。

ちょっと気になった事

一方で気になった事もあるのでそこも記述します

作画関係

今作なんですが後半の人物作画が結構崩れている所が多数見受けられました。所見で疎い私でも「あれ…なんか今の作画変じゃね?」とわかるくらいでした。

まぁそれでも前半の作画ならびに後半も完全にダメではなかったのでまぁ良しとします。

上記にも記述しましたが戦闘作画は良かったですし。


追記:2月14日からフラッシュアップバージョンとして作画などが手直しされたバージョンが公開されましたね。個人的に気になったところとかは殆ど治っていたのでおおむね満足です。

スーちゃんの扱い

今作に出てきたスーちゃんことスーザン・レジェスちゃんですが彼女関係の扱いも気になりました。

本編では海賊の甘い言葉に乗せられ協力させられた彼女ですが役割的になんと言うか舞台装置感があったように感じます。

(失礼だが)いてもいなくてもそこまで変わらないと言うかそれなら別の演出もあったよね。みたいな感じです。

後、両親関係の話がまったく回収されなかったのも気になったポイントです。

エピローグで父親と再開でもいいでしょうし。母親に関しても彼女の病気の治療費のために協力したってのがあっても全然良かったと思います。

スーちゃんの話していた外国語的に英語を使っている場所ってのはなんとなくわかりますが。

その母親も後に日本で治療するみたいなエピローグがあっても良かったかと…。

このあたりはブルーレイの特典などの今後のコンテンツ展開で回収されて欲しいですね。

終わりに

というわけで以上が劇場版ハイスクール・フリート通称「はいふり」の感想になります。

作画などの問題点はあれど話自体は非常によかったです。作画に関してはブルーレイの修正に期待ですね。

なんやかんやで続編も作れそうな終わり方だったように思いますし、はいふりの今後の展開にも期待しています。

なんなら修正版をもう一度公開するみたいな事をやってもいいかもしれません。私は全然ありだと思います。

それでは今回はこの辺で。


追記:1月25日に2回目を見てきたのでそれらを踏まえて修正を行いました。

追記2:2月22日時点で通常版4回、4DX3回見ていました。正直自分でも驚いています。はいふり自体TVシリーズは見ていましたが、そこまで作品に入れ込んでいるわけでもなく今回の映画も一回見ればいいかなみたいな気持ちで最初は見ましたが確認の意味とかも込めて2回目を見始めたあたりから作品にのめりこみ始めて4DXやるって告知出たら完璧にどはまりしてしまいました。

追記3:3月4日 なんやかんやで10回見たのでストーリー関係とか大幅に書き直しました(もしかしたらまだ直すかも)
    まさか見る前は記事のネタになればいいかな的な作品をここまで見ることになるとは…

今後はいふりがどうなっていくのか、続編とかあるのか正直わかりませんがでも、もしもこの作品が今後も何かしらの動きがあるならその時は僕も動きたいなって思います!

はいふり最高!!